069.ハッタリをかましていこう!

さて、最近特に思っている「ハッタリ」の重要性について今回は述べていこうかと思っています。

ハッタリとはまあ、つまるところ嘘みたいなものです。虚勢と言っても差し支えないかもしれない。実力以上に大きく見せていく・思わせる言動をとるってことですね。

僕はハッタリが苦手です。出来ること以上のことを言っていくことは、結果として自分の首を絞めてしまうのではないか、なんて思ってしまう人間です。正直者…ではなく小心者、なんじゃないかと自分では思っています。

ただ、昨今の状況を鑑みるに、ハッタリをかますセンスやテクニックは非常に大事であると思い始めてきました。

こう書くと「嘘をつけ!」といったようなことを励行しているみたいですが、そうではありません。あくまで「ハッタリ」です。嘘とは違います。


なんでこんなことを思い出したのかと言えば、それは昨今の【情報の氾濫ぶり】が大きいです。

数年前に聞いた話ですが(正確なソースはもはや覚えていませんが)、「今は売れる物がとことん売れる時代である」という状況だそうです。内容の良さに関わらず人気のものが大人気になり、あまり人気のないものは全然見向きもされない。コンテンツの注目度に大きな格差が存在しているのです。
それは何故か?


情報とコンテンツが、一個人が趣味で追いきることができないほどに氾濫しているからです。「気になるものが沢山ありすぎて、目立ったものしか見ない」なんて言葉で言い換えられるのではないでしょうか。


こんな状況では、「目立った者勝ち」になってしまうわけです。


では、どのように目立つか?答えはもちろん「宣伝」です。上手い宣伝の方法により、コンテンツの注目度、引いては売り上げが決まっていくわけです。


というわけで、それを踏まえて、僕はハッタリをかますことが一つの答えだと思い始めているわけです。


大事なのは「ハッタリ」であるということ。それはつまり【「嘘」ではない】ということです。この一見するとよくわからない差異が、とても大事だと思っているのです。




続く。



<文・和田宜之>