2009-12-01から1ヶ月間の記事一覧
自分の肩書きは何だろうと考えたことがあった。 たとえそれで食えていなくても、僕は演劇をやっている古田淳であり、劇団フルタ丸のフルタジュンであると名乗ろうとなんとなく決めたのはそれほど昔のことでもない。 究極的には肩書きは何でも良い。 泥棒でも…
僕が演劇と関わるようになったのは、2004年からだ。 もう5年以上前のことになる。思えば遠くへ来たも……そう遠くには来ていないか。人間、5年間も他人と関わる事を続けていれば、それなりに変化するものである。 と思う。なんで僕が演劇に関わったのか…
クリスマスイブ。下北沢の事務所にいる。仕事だ。 事務所の隣の部屋にはミュージシャンが住んでいる。 面識はないがおそらく全く売れていないミュージシャンだ。 今日も昼の3時ぐらいから単独ライブが始まって、もう4時間近くずっと弾き語っている。メロデ…
さて、僕は昨晩をとあるマンガ喫茶で過ごしたのであるが、まずは下の写真を見ていただきたい。 薄暗い通路に段ボールが積まれている。 そこに置かれている、こぢんまりとしたツリー。ここには華やぎとか、クリスマス感とか、そんなものない。 むしろ色んな意…
公演中である。 劇団フルタ丸第14回公演『I LOVE YOU』を。 まさに下北沢の劇場で休憩中にこの文章を書いている。 こんなときに限って「涙」か。 という所まで書いて劇場で書くのは止めた。 集中できないので結局は家で書いている。僕がその漫画を読んだのは…
僕は小さい頃、泣き虫だった。 誇張無しに、小学校の低学年の頃なんかは一日一回は泣いていたような気がする。 高学年になっても一週間に2回くらいは泣いていたのではないか。 涙の理由は些細なものだったように思う。 大体が悔し泣きだった。 自分を情けな…
「透明人間になったら何がしたい?」 たぶん、誰もが小学生ぐらいの時に「透明人間」という概念を知った時に夢想したことではないか。ないかい? 僕は夢想していた。 透明人間になったら、 「おっぱい」 このシンプルな4文字こそがその答えだった。「おっぱ…
ここはとある研究所。 部屋の中央には仰々しい装置が設置されている。 それを挟むように、白衣を着た男が2人立っている。「博士!ついに完成しましたね!」 「うむ、ついに完成したな、助手よ!」 「長年の夢が、とうとう現実の物になりましたね!」 「うむ…
部活にこそ人間の青春が詰まっているという幻想は、数々の青春漫画がもたらした弊害かもしれないと僕は考えたことがある。 真剣に。 日本中の漫画家たちは、王道スポーツからマイナーなスポーツまで、金塊を探すような目つきで片っ端から漫画化していった。 …