「お客さん、終点ですよ」 「はっ?!」 くそ、やってしまった。疲れていたとはいえ、寝過ごしてしまうなんて。 もう既に終電は出てしまったらしい。財布の中身を見る。所持金は八百二十四円。これではタクシーも使えない。 「…くそ」 そう毒づくと、俺は改…
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