薄暗い部屋の片隅においてある、ポプラの木。 それが私である。 たいした手入れもされず、適当と言えば適当な具合に水やら日光やらを与えられ、 生かさず、殺さず、と言った具合に扱われていた。この部屋の家主は、幾度か代わっている。 若い男、若い女。そ…
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