観葉植物

都会のアマゾン

観葉植物屋が好きである。 下北沢に劇団事務所を構える際も、下北沢の駅から歩いて来る道の途中に素敵な観葉植物屋があったことも部屋を決めた要因になった。 僕は毎日この観葉植物屋の前を通ることになるだろう。 それはさぞ気持ちが良いことだろう。 そん…

孤独

薄暗い部屋の片隅においてある、ポプラの木。 それが私である。 たいした手入れもされず、適当と言えば適当な具合に水やら日光やらを与えられ、 生かさず、殺さず、と言った具合に扱われていた。この部屋の家主は、幾度か代わっている。 若い男、若い女。そ…