LOOP

いったん、このテーマで文章を書いたのだけど、書き直す事にした。


このテーマ、たしか僕が出したものだったと思うんだけど、
あらためて、「明日」という単語に焦点を当てると、なんだかとても重い言葉なんじゃないかと思う。


いつからか、明日を迎えることにためらいを感じるようになった。


明日にわくわくしなくなったのはいつからだろう。
「明日が楽しみ」なんて言葉を言う時は、たいていが皮肉混じりだ。
なんて寂しいんだ。


明日って言葉は、いや、言葉じゃない、
「明日」ってやつは確か、
とっても輝かしいもののはずだ。


明日ってやつは確か、
今日やらなかったことにケリをつける日のことなんかじゃなかったはずだ。


明日ってやつは確か、
自動的に訪れるのをよしとするものなんかじゃないはずだ。


いつの間にか忘れていた。


ミネタカズノブが言ってた。
どうせ、明日も今日と同じで、何にもない。
そんな風に思えて仕方ない。
輝かしい明日なんか、来るはずもない。

だからこそ、
つまらない明日が来ると決まっているからこそ、
僕らはじたばたしなければならない。
苦しくても寂しくても辛くても泣きたくても
何も無くても
足掻かなけりゃならない。


やっぱり、3年くらい前に聞いたミネタの言葉は、とても正しかった。


何もしないでも、素晴らしい明日がやってくるとしたら。
そんなの、全然素晴らしくなんかない。
なぜなら、勝手にやってくるんだから。
僕の意志なんて、お構いなしだ。
そんなのイヤだ。
だから、やってくる明日なんか、つまらない方がいいんだ。
何も無い方がいいんだ。
素晴らしい明日が勝手にやってくるのだとしたら、
僕は、何もしなくていいんだ。
そんなにつまんないことなんてない。


明日を待つんじゃなくて、明日を迎えるような人間になりたい。
そんな思いに至った秋の夜。
皆さんは、いかがお過ごしですか。


いつだか、個人のブログに似たようなことを書いたような気がする。
また同じ思いに至って、体を震わせている。
もしかしたら、今日という日は
昨日と、そして何年前かのあの日と
同じ日だったのだろうか。
いつかの明日は、今日なのか。