032.必要とするもの されるもの その2

目的を持った集合を<組織>とするならばそれに必要なもの、それは言うまでもなく【目的】です。
そして、その目的に対して【真摯】である人こそが、組織に必要とされる人なのだと考えます。
真摯という言葉を使ったのは目的に対するアプローチが組織によって大きく異なるからなのですが、根幹のイメージとしてはまずその組織の構成員から見て「裏切らない姿勢が見て取れること」、それが大事だと思います。つまりは、組織に必要とされる上で必要なのは【信用】というわけですね。
こう論法を展開してみると、単純明快なことを改めて論じているだけなわけなのですが、当たり前すぎて逆に見落としやすいのかもしれません。そしてこれを見失うと確実に組織はその存続が危ぶまれると思います。


では組織から信用を得るにはどうすべきなのでしょう?具体的に、組織の構成員は、何を見て信用出来ると思うようになるのか?
僕の意見では、繰り返しになりますが真摯さ、「裏切らない姿勢が見て取れること」が第一だと考えます。まあ、そのフリが上手い人も数多くいるわけですがw
また大事なものとして「尽力」の度合いも信用を得る上で必要なことだと思います。組織の目的のためにどれだけのお金・時間・労力・人脈などをかけられるか、費やせるか。
さらに、実際にそれらを行った「実績」が加わります。


というわけでまとめるのであれば、信用とは姿勢と尽力と実績、これらの要素で成り立っており、その要素が優れていればいるほど、組織にとって必要であると見なされる、と考えるわけです。何故「信用が高い」のかと聞かれれば、それはこの3要素を得る上でのコストが莫大だからである、といえるわけです。



さて、2項にわたり書いてきたわけですが・・・
僕がここで最も言いたいことは、
「果たしてボク、ワタシは、組織に必要とされる人間なのか?」
ということです。
とても中二病くさい命題ではありますが、組織の集まりでもある社会で生きていく上では必ずどこかで直面することなのではないでしょうか。主に「仕事」で。就活であったり、営業であったり。


逆に言えば、組織が求めるのは上記の3つの要素で出来ているのであり、それを理解するだけでいわゆる「世渡り」が上手くなるのではないかと。そんなことを思うのです。