037.スポーツの見方とは その4

さて、その1で僕は「サッカー日本代表のニワカファン」であると自称しました。
テレビ観戦はする、その前後でニュースやらサイトやらを見て試合や選手の情報をチェックするが、実際にスタジアムに行くわけではないし、ユニフォームを買ったりするわけではない。その程度の人間です。コアなサポーターからすればウザい奴でしょう。


でも、実際こういった人は少なくはありません。というか、サッカー好きの大半はこういうスタンスなんじゃないでしょうか。
いや、サッカーに限らず野球やスケートなど、テレビ中継のあるスポーツにはこういったミーハーなファン層が多いかと思います。


ミーハーは嫌われても仕方ないかもしれません。本だかネットだかで見かけたのですが、「日本人にはミーハーなファンになる人が多いけれど、それと同じくらいにミーハーを嫌う人が多いのではないか。」という旨の文を読んだことがあるような気がします。それは、若干間違っている、というかずれているのではないでしょうか。
ぶっちゃけてしまえば、コアなファンでもうざったい語り口の人はいますし、逆にミーハーでも純粋に好きになったチームに声援を送りたい、いい試合を魅せてもらいたいと思うだけの人もいます。


要は、ミーハーというくくりかたは雑なんです。ファン歴の長さという一面でのみ判断してしまい、全くもって違った応援スタンスのファンを一緒くたにしているのではないでしょうか。


その差は「情報の得かた」「情報の発信の仕方」「理念の押しつけ」などなど、色々な要素から生まれてくることでしょう。


それぞれについて詳しく書くのは冗長なので省略しますが、最も厄介なのは、「理念の押しつけ」だと思います。


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